現場 

今朝のこと。
朝ごはんの準備を始めると、いぬいぬじ三豆がぞろぞろと寄ってきました。
ちなみにしし豆は親の家に預けており、五豆はサークルに入れたままです。

5匹各々全てフードが違うので準備に10分ほどかかります。
その間、犬二匹は私の右側で待っているのですが、
じっとお座りして待っているいぬの鼻先に、三豆は何度か猫パンチを当てる真似をするのです。
いぬは何回かに一度一喝するのですが、三豆はもう何年もこれをやめません。そこで、そういう悪いことをしている現場を撮って全世界に公開してやれとカメラを取って来て構えました。

するとその間に、



離れて座る。



おもちゃを振り回していたいぬじもなぜか伏せる。
そして右側を撮っている間に、



三豆、音もなく寄る。



再び右側を撮っている間に、



きちんと座り



姿勢を崩さず待つ



そんなんしてないではやくごはんたべたい
といういぬを撮っている間に、



大変お行儀よく待つ。



猫パンチしかけるのは本当です。
本当です。
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職業(その30) 

いよいよゴールデンウィークが始まりましたね。
1日と2日に休みをとれば9連休になる今年、
我が家は、
普通の土日と、5連休です。
ちなみに3日しか予定は入っていません。

さて、そんな今日土曜日は恒例の「いぬじが〇〇だったら」の日です。
職業図鑑の上から順に毎週違う仕事をいぬじにやらせていくという、いわゆる『もしもシリーズ』です。
記念すべき30回目の今日の職業は、『飼育員』です。

飼育する方じゃなくてされる方だろ、
という至極もっともなツッコミ、
今回はどうか飲み込んでいただいてぬるい目でお読みいただければ幸いです。
ではどうぞー。


いぬじがとある動物園で働き始めて早2年。
決して大きくはありませんが、入園料無料で地元の人に愛されて続けている憩いの場です。

いぬじは体が小さいため、出来る仕事や担当できる動物の種類が限られているものの、動物の言葉がわかるという他の人にはない大きな長所があるので、スタッフの皆に重宝がられています。
ちなみに、園長には「タヌキとキツネの担当にはしないから大丈夫」と言われています。
溶け込み過ぎるからです。

さて、そんないぬじが今担当しているのはヒツジとヤギです。
大型肉食動物はもちろんのこと、猛禽エリアでもイタチと間違われ本気の捕食モードにさせてしまったため、これからも草食動物専門ということが決まっています。但し、大型の草食動物は食べ物やフンが重過ぎて運べないので、こちらも担当にはさせてもらえないのです。
動物と喋れなければ、だいぶ役に立たぬじです。

話を戻しましょう。
とある週末の朝。天気も良く、絶好の動物園日和となりました。
健康チェックに餌やり、展示スペースへの移動を済ませるとちょうど開園時間となり、待ちかねたようにお客さんが続々と入ってきました。
いぬじがヤギ舎の掃除を始めると、
「いぬじー、ちょっと来てくれー」と先輩スタッフの大沢さんが駆け込んできました。
「どうしましたか」
「タンタンの様子がどうもおかしいんだ」
タンタンというのはリャマ(ラマ)です。この動物園にはオスメス1頭ずつのリゃマがいて、タンタンはオスの方の名前です。メスはポンポンです。
「開園前のチェックでは普通だったんだけど、さっき近づいたらいきなり唾(つば)引っかけられたんだ。今までそんなこと一度もしなかったのに驚いてさ」
リャマはラクダの仲間ですが、これらの種類は機嫌が悪いと大変くさい唾を引っかけてくるのです。しかし大沢さんはタンタンに信頼されているので、これまで決してそんなことはしませんでした。
「はなしをきいてみます」
「頼んだぞ」

落ち着いて話を聞くためいぬじだけでリャマ舎に行くと、タンタンは振り向きざまにいきなり唾をぶっかけてきました。幸いお客さんは近くにいなかったため、いぬじが全身汚れただけで済みました。
いぬじは人間のようにくさいとは感じないので、タオルで頭を拭きながら「どうしたの」と声を掛けました。
「なんだ、いぬじか、悪かったな」
「ううん、だいじょうぶ」
「それ、人間はすっげえくさいらしいから、後でちゃんと洗っとけよ」
「うん、わかった」
「大沢さんがお前を呼んだのか」
「うん、よばれたよ」
「何て言ってた」
「いきなりつばかけられたって、びっくりしてたよ」
「まあ、初めてかけたしな」
「どうしてかけたの」
「…まあ、そういう気分の時もあるんだよ」
「ぼくもよくどんさんおこらせちゃうからわかるよ」
ドンさんというのはヤギのリーダーです。ヒツジさえもまとめているので、怒らせると全員ヤギ舎に素直に戻ってくれなくなり、大変厄介なのです。
いぬじはこういう時、ねえちゃんがいてくれればいいのになあと思います。
ねえちゃんはヒツジを追うのが仕事の犬なので、きっと上手にまとめてくれると思うからです。
実際は全然出来ないのです。

「…いや、大沢さんが悪いわけじゃないんだ」
「どんさんはいつもぼくがおこらせるけど、おおさわさんはおこらせたりしないものね」
「うん、大沢さんはお前とは違うしな」
「じゃあどうしてかけたの」
「…実は、お客さんがな」
「なにかいわれたの」
「まあ、いつものことなんだけどさ。でもせっかくいい天気の日の最初の一言がそれだったんだもんで、なんだか今日は無性に腹が立って、八つ当たりしちゃったんだよ」
「どんなひとことだったの」
「若い女の人がさ、『あ~アルパカだ~♪…って、なーんだ違うじゃん、リャマ?だって、知らなーい』ってよ」
タンタンは声色を変えて、お客さんのモノマネをして見せました。
「にてるものね、あるぱかさんに」
「知らないんだよ、俺はさ。アルパカ見たことねえもん。で、なんでアルパカじゃないとがっかりされるんだ、って言いたいわけよ」
「ぽんぽんはなんていってるの」
「あいつはまあ、俺より小さいしちょっと毛が長いし『リャマも可愛いね~』って言われてるから大丈夫だよ」
「ぼくも『なんだ、たぬきじゃなかったのか』っていわれるとちょっとふくざつだよ」
「だろ?似てるからって差別は良くねえよなあ」
「わかった、ぼくおおさわさんにそうだんする」
「うん。大沢さん、なんとかしてくれるかなあ」

その日の午後。
リャマの柵に取り付けられている説明書きの隣に、新しい案内板が付きました。
大沢さん(38歳・176㎝78kg・独身)の手書きで急きょ作られたその案内板には、

【ラクダ界の隠れたイケメン?? あなたはこの魅力に気づけるか?!
アルパカが癒しのモフカワ系なら、リャマは意外と細マッチョ系?
たまに見せる笑顔のギャップが超キュート♡♡】

とカラフルな文字と絵で書かれていました。
その後、お客さんのインスタへの写真投稿をきっかけに、タンタンに「イッセイ君」とあだ名が付いて、ポンポン共に人気者になりましたとさ。
めでたしめでたし。



「一生」と書く最近人気の俳優さんです。
私は10年以上前からいい役者さんだなと思ってました。
別に何の自慢にもならないですが。
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気持ち 

いぬと13年、
いぬじと10年。
これだけ長い間共に暮らしていると、
言葉はなくとも彼らの気持ちが自然と分かるようになるものです。
まあ、元々そんな難しいことは考えてないと思いますが。

しかし、
それでも、
時にはどうしても、
わからないこともあるのです。
一体、どういう気持ちでいるのかということが。

なあ、いぬじ、



それ、どうなん。



いぬもさ、乗り過ぎちゃうかと思うんだけども。

五豆をフリーにしている間、
逆にいぬいぬじを囲っていたんですが、



狭すぎた、ってことはないわな。



いぬじ君よ、



うんともすんとも言わないから別に構わないんだろうけども、



わからん。


まんざらでもないような気も
しないようなしなくないような。
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フェンス 

普段は、五豆がいぬいぬじの休息を邪魔しないように居住スペースをフェンスで区切っているのですが、完全に分けてしまうと五豆側にあるコタツにいぬじが自由に出入りできなくなるので、



一か所だけフェンスを低くしています。
そしてこのように踏み台代わりのクッションを置いておくことで、いぬじはジャンプして中に入って来られるのです。



コタツ側からはクッションなしでも平気でジャンプして出られるくせに、コタツ側へ入って来るときは踏み台がないと躊躇するのです。
まあ、多分着地側の広さが影響してるんだと思いますが。



ビビりだしな。

さて、しかしここにこういう座りやすい物を置いておくと、



こうして乗って来て



落ち着いて



くつろぎ始めるわけです。
そしてちょっとしっぽを振ると、



呼ばれるわけです。



あそぼ



あそばん



あそぼー



あそばんわ



遊んどる遊んどる。


楽しそうで何より。
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探索 

一昨日、五豆の行動範囲を広げたとお伝えしましたが、
今日はその探索の様子をご覧いただきます。

まあ、そんなに面白いもんでもないんですが、
ネタがないもんで。

我が家の間取りはぐるっと一周できるようになっているので、
まず居間を玄関側へ出て、



床チェックをし、
そのまま台所の方へ移動して、



さらに奥へ行こうかどうか迷ってこの時はやめて、
台所を通過して居間の隣の部屋へ移動し、



上の4匹の共同水飲み場を検分し、
(いぬが飲んだ後、口から垂れた水で辺りがビシャビシャになるのでトイレシーツを広げております)

居間へ戻って来て、



いぬじにかまってもらおうと突進仕掛けて、



怒られて退散。


というのを大体毎日繰り返しています。
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