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 2006年06月 

返事 

街中で明らかに外国人と分かる人に「チョットスミマセン」と声をかけられたらどうしますか。
一般的な日本人の対応として、大まかに3つのパターンに分けられるのではないでしょうか。
A.英語で返事をする。もしくは返事をしようと努力する。
B.何か言われる前に「ごめんなさい」と逃げる。
C.日本語とボディランゲージで伝える。
最も多いのはAのような気がします。相手がどこの国の人か分からなくとも、その方が韓国人か中国人っぽい顔でない限り、とりあえず英語で返事をしようとする人が一番多いのではないでしょうか。結果、相手が日本語で、こちらが片言の英語で話しているという奇妙な構図が出来上がったりします。
私もAに該当する一人です。しかし数年前に出会った女性を思い出す度、彼女ならどこへ行っても生きて行けるような気がして、そんな性格にちょっと憧れたりもするのです。

その時私は一人で新幹線の3人席に座っていました。
ひとつ前の座席にはフランス人らしき親子連れがいます。お父さん、お母さん、10歳くらいのお人形のようなお嬢さん。
しばらくしてお母さんとお嬢さんがトイレに立ちました。一人残ったお父さんのところへ、ちょうどカートを押しながら車内販売の女性がやってきました。
お父さんは指を一本出しながら「コーヒー」と注文します。
販売員の女性は「300円でございます」。
文章で表わすと伝わりにくいのですが、この「300円でございます」の「3」から「す」までは約1秒間と言えばその喋りの速さがお分かりいただけるでしょうか。
当然お父さんにはいくらなのか伝わりません。それでも彼女はただひたすらに淡々と、
「300円でございます」
お父さん「…ワンモア」
「300円でございます」
私は後ろから「スリーハンドレッド」とか「トロア」とか言いたい気持ちと必死で葛藤しました。そんな私の個人的な闘いもよそに、相変わらず前の席では
「300円でございます」
お父さんがほとほと困ったところへ2人がトイレから帰ってきました。フランス語でどうやら「あら私もコーヒー飲もうかしら」「でもいくらって言ってるのか全くわからないんだよ」と会話しているようでした。
結局、お父さんはあるだけの小銭を手の平に乗せて差し出し、そこから販売員の女性に300円を取ってもらっていました。
「ありがとうございます」
彼女は再びカートを押し始め、数歩進んだところで呼び止められ、
「300円でございます」

犬のボディランゲージは万国共通で便利だねえ  【今日のいぬごはん】
   ・馬肉スライス
   ・水菜
   ・三つ葉
   ・トマト
   ・ヤギミルク
   ・ピーナッツオイル

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