始祖
観光地に行ってお土産屋さんが建ち並ぶ通りを歩くと、目を引くのが「元祖」と「本家」の文字です。
歴史上の名所には大抵名物の食べ物があるものですが、そのお店のうち数軒には必ずと言っていいほど屋号に「元祖」か「本家」が付いているように見受けられます。中には「元祖△×本家」という名前まであるほどです。
お隣同士で元祖と本家を昔から争ってきたという話だけなら聞いたことがありますが、実際にご主人同士顔を合わせた途端苦虫を噛み潰したような表情になって顔をそむけたり、「昨日は随分と暇そうだったけどそちらさんはのんびり出来て羨ましいねえ」「お宅さんこそ奥さんが韓国行けるほど人手が足りてていいやねえ」などと皮肉の言い合いが始まったりしているところをこの目で見たことはありません。むしろそれなりに仲良くご近所付き合いしているようにさえ感じられます。それとも客にはわからない古い確執がしつこく残っているのでしょうか。私の古い角質もしつこく残っています。つまらないことを書きました。
たまには、そんな中にちょっと控えめなお店があってもいいんじゃないかと思います。その奥ゆかしい姿勢に好感を抱いてもらえて、意外と繁盛するかもしれません。
「便乗◎□家」
「中途参入◇▽屋」
「創業平成十五年○☆軒」
…いかがでしょうか。 【今日のいぬごはん】
・鶏骨ごとミンチ
・モロヘイヤ
・小松菜
・大葉
・ヤギミルク、ごま油
勘でどちらか選んでます。
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- [2006/07/11 22:50]
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