姿
そういう仕事をしているからと言って、24時間「プロとしての姿であるべき」と求めるのは酷というものです。
地元で名医と評判のお医者さんでも、
お腹を出して寝ることもあるでしょう。
お茶の間で人気者の料理研究家でも、
ぼんやりして砂糖と塩を間違えることもあるでしょう。
生徒の前ではいつも毅然としいている先生でも、
べろんべろんに酔っ払って終点まで行くこともあるでしょう。
生放送でも肝が据わっているアナウンサーでも、
プロポーズの言葉を噛むこともあるでしょう。
メジャーでバリバリ活躍している野球選手でも、
投げたゴミがゴミ箱に入らないこともあるでしょう。
出る番組出る番組全て高視聴率になる大人気お笑い芸人でも、
家に帰ったら冗談のひとつも言わない人だったりします。
ただ警察官が女の子のお尻を触ったり政治家が年金を納めていなかったりするのはまた別の話です。
ひょっとすると誰でも、「こうあらねば」という姿と「こうありたい」という姿は、どこかしら食い違うものなのかもしれません。
普段はお利口で大人しくて聞き分けのいい子供だって、
たまには大声を上げながら泥んこになって走り回りたい。
普段は本能を抑えて立派に働く警察犬や盲導犬だって、
たまには飼い主や訓練士さんに思いっきり甘えたい。
普段は家事と育児に追われて化粧する暇もないお母さんだって、
たまには独身時代のようにドレスアップした「女」になりたい。
普段は部下を叱咤し寝る間も惜しんで働く鬼部長だって、
たまにはそういう店で赤ちゃん言葉で喋りたい。 【今日のいぬごはん】
・牛ハツ
・小松菜
・ブロッコリー
・きゅうり
・ヤギミルク、こめ油
尊敬される飼い主でありたいと思ってはいるんですが。
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- [2007/02/10 21:12]
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