危機
どうにかしてごまかさなければならない時があります。
今この場をどう切り抜けるか。
どうすれば気付かれずに済むか。
あくまで自然に、決して怪しまれない方法とは。
自分でも驚くくらいのスピードで、必死に答えを探すのです。頭ん中はそりゃあもうこれ以上無理というほどフル回転です。考えている間にも見る見るうちに近づいてくる人の視線をいかにしてここから外すか、そしてどうやってここから立ち去らせるか、その短い時間の中で「もうばれてもいいか」「いややっぱりそれだけはダメだ」と自問自答しながら、激しく打ち続ける鼓動とじんわりと噴き出してくるあぶら汗もまた感づかれないように精一杯平静を装いつつ、この危機を脱する方法を考えるのです。
トレーナーが後ろ前。
入ってるはずの諭吉が漱石。
高級料亭で接待の日に限って穴開き靴下。
伸びをした拍子に外れたブラジャーのホック。
会議の書類と重ねてカバンに入っちゃってた18禁雑誌。
授業中うつぶせで寝て起きたらあったノートのよだれ跡。
弁当箱を開けたらでっかいハートとLOVEの文字(by 母)。
そば打ち教室に「各自麺棒を持ってきてください」と言われ、当日調理台の上に取り出したら自分だけが綿棒。 【今日のいぬごはん】
・鶏胸肉
・鶏レバー心臓付
・大根
・壬生菜
・キャベツ
・ヤギミルク、ピーナッツオイル
今さら取り繕ってもしょうがないと思うようになってきました。
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- [2007/04/23 21:18]
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