fc2ブログ

Entry Navi - Archives

 2008年01月 

主人公その1 

昨日からお送りしております新春企画第二弾、
テーマは、

「もしもいぬが○○だったら」。

愛犬の可愛い日常を綴るはずのペットブログにおいて、この異端ブログの中では「いぬの扱いが悪い」、「あれじゃいぬちゃんがかわいそう」とのご意見が以前よりごくたまにあるようなないような感じでしたので、
せっかくですのでこの機会に、

「もしもいぬがおとぎ話の主人公だったら」

と題し、いぬを主役にして数夜連続でお送りしようと思います。
初回の今日は、

「もしもいぬが白雪いぬだったら」。

ええ、そうです、あのお話です。
それではどうぞ。

昔々あるところに、それはそれはかわいいらしい一匹のいぬがいました。
名前は白雪いぬ。
…え?ええ、
かわいらしい、ではなく、かわいいらしい、です。


白雪いぬはそのいじらしさ、ではなくいじ汚さで、
とうとう飼い主を怒らせて山に捨てられてしまいました。

捨てられた自覚もなくふらふらと山をさまよっておりますと、
一軒の小さな家が目に留まりました。
白雪いぬは中から漂う食べ物のにおいに釣られ、
得意のジャンプ力を生かして開いている窓から中へ侵入しました。

入ってみると、テーブルの上には目もくらむようなごちそうがズラリ。
もちろん白雪いぬはあっという間に全部平らげて、
眠くなったのでそのままソファで眠ってしまいました。

そこへ、家の主である7人のこびとが仕事を終えて帰ってきました。
「なんだなんだ、このいぬは」
「誰か拾ってきたのかい」
「知らないよ、勝手に入ってきたんだろう」
「なんてことだ、せっかくの夕ご飯が全部食べられてしまった」
「こんないぬ追い出そう」
「いやいやそれは(ちょっとだけ)可哀想だ、みんなで飼おうじゃないか」
「まあ仕方ないか、番犬くらいにはなるだろう」
ということで、
無事白雪いぬは7人のこびとに飼われることになったのです。

白雪いぬを追い出した元の飼い主は、
今日もいつものように魔法の鏡に話しかけています。
ちなみにこれはもちろん私まめよしではありません

「鏡よ鏡、この世で一番美しいのはだあれ?」
「それはもちろん貴女様です、
…と言っては話が続かないので、白雪いぬです」
と鏡はしぶしぶ答えました。

嘘だとわかっていてもムカっ腹の立った元の飼い主は、
「ようし、今度こそ白雪いぬを亡きいぬにしてやろう」
と魔法のりんごを作り出しました。
ご存知の通り、一口かじれば命を落とすという恐ろしいリンゴです。

彼女はリンゴ売りの姿に化け、
魔法のリンゴを手にいそいそとこびとの家へ行きました。
予定通り、白雪いぬは一匹で留守番という名の昼寝をしています。

「白雪いぬや、白雪いぬや」と優しい声で呼びかけると、
白雪いぬは瞬時にニオイで元の飼い主だと言うことを見抜いて
うれしさのあまり前足でドロップキックをくらわせました。
「ゴフッ」
あやうく元の飼い主があの世逝きにさせられるところでしたが、
なんとか一命を取り留めて、例のリンゴを取り出しました。

「ほぅらこのリn」
白雪いぬの鼻先にリンゴが出されるや否や、
リンゴは一口もかじられることなく、丸飲みされました。
「…ま、まあいいや、これでも効力はあるはずだから」
一安心した元の飼い主は自分の家へと帰っていきました。

慌てて彼女を追いかけようと猛ダッシュした白雪いぬは、
いつものように食べてすぐ動くと気持ちが悪くなって
食べたものを根こそぎ吐いてしまう体質が幸いし、

…リンゴは丸々「うぇぇぇぇ」と吐き出されました。
白雪いぬは何事もなかったようにケロリとして、
ちょうどそこへ帰ってきたこびと達と一緒に帰ってゆきました。

めでたしめでたし。

主役はこっち  【今日のいぬごはん】 
  帰りが遅くなったので
  ドッグフードでした






長文お読みいただき誠にありがとうございました。
明日も続けていいのか不安になってきました。
「まあいいよ」というお優しき方、どうか1クリックお願いできませんか。
ココ→ranking

スポンサーサイト