木
庭に一本の大きな木があります。
There is a big tree in the garden.
…あまりに教科書っぽい一文で思わず英語にしてしまいましたが、
実際、うちの庭には一本の大きな木があるのです。
私が生まれるずっと前からあるこの木、父の話だと最初は顔の高さ程度の細い木だったらしいですが、みるみるうちにぐんぐん成長し、あっという間に大人でも全く腕が回りきらないほどの幹になりました。
私の子供の頃は、
この二股に父がはしごをかけて、いつでも私達兄妹が上って遊べるようにしてありました。
兄より私の方が上まで上がりました。
まんまサルでした。
子供の頃のような枝振りではなくなったものの、今でも十分に葉は茂り、夏でも木陰で涼しく過ごせます。暑い日中でもコンクリート張りの地面はひんやりとし、安心して犬を庭へ出すことができます。
沢山の想い出が詰まった木。
何十年もの間、私達を見守り続けてきた木。
その大きな枝で、まるで家を包み込むようにどっしりと立つ木。
その足元には先代犬も眠っている木。
そういえばこの歳まで何の種類かも知らずにいたことに気づき、
先日父に「今さらだけどこれ何の木?」と聞いたら、
「たぶん、○○やろ」
と曖昧な答えが返ってきた木。
そしてその名前をすっかり忘れた私。
そんなこの木が、私は好きです。
これさえなければ…。
朝一番できれいに掃いておくのですが、
夕方にはこの通りです。これが毎日です。
暑い時期に限ってばらばらと落ちてくるため、
掃き掃除担当だった母は「切って」と言い続けていました。
「ま、今度はあんたが頑張りなさい」の1クリック、
外用大容量掃除機、ないですかね…。
ココ→
- [2009/05/12 19:51]
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