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 2010年05月 

G.W.特別企画(その1) 

昨日予告しておりました、
2010年ゴールデンウィーク3夜連続特別企画、
名付けて、
『もしも三豆がおとぎ話の主人公だったら』。


はい。前にもやりました。二度。いぬといぬじで。
まあ、細かいことは気にせず、適当にお楽しみください。
お話のタイトルは、
【かぐや豆】
です。はじまりはじまりー。


昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
ある日おじいさんが竹やぶに竹を取りに行くと、
その中の一本が光りかがやいているのに気づきました。
「おお、これはめずらしい。さっそく切ってみようかの」
おじいさんが「えいっ」と光る竹を切ると、中にはなんと小さ
くは決してない、少々ふてぶてしい一匹の猫が入っていたのです。
「…なんじゃ猫か、どっから入りこんだんじゃ」
おじいさんが背中を向けてその場を離れようとすると、
竹から上半身を出したその猫が、笹に無言でじゃれ始めました。
おじいさんはその音でふと歩みを止め、
「おおそうだ、最近ねずみがちょろちょろしておるし、
連れて帰ってこいつに退治してもらおうかの」
と膝を打ち、猫を連れて帰ることにしたのです。

「ばあさんただいま」
「おじいさんお帰りなさい、…おや、その猫は?」
「光る竹の中に入とったんじゃ。ねずみ退治に役立つかと思っての」
「それはいいですね、すぐ働いてもらいましょう」
そう言って二人は、およそ子猫とは思えない貫禄のその猫を放しました。
「名前を決めてやりましょう」
「そうじゃな、では輝く竹の中におった猫で『かぐにゃ』はどうじゃ」
「かぐにゃですか。まあちょっと呼びにくいですがかまいませんにょ」
「ばあさん、うつっとるぞ」
「あらいやだ、おほほほほ」
と二人がたわいのない話をしている頃、
かぐにゃは口をアワアワさせながら、おばあさんが毎日餌をやっている
庭のスズメをロックオンしておりました。

つづく。


まあ、こんな感じです。
「続くんかい」の1クリック、
…すみません、長くなりそうなので。すみません。
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