出入り
子供の頃、ドア以外から出入りするのが好きでした。
とだけ書くとまるでどろぼうさんのようですが、決してそのようなお話ではなく、
縁側から出入りしたり、塀と塀との隙間を通ったり、子どもにしか通れないような穴をくぐったり、こっそり窓から抜け出てみたり、フェンスをちょっと乗り越えたりといった、ごく他愛もない子どもならではの楽しみです。
乗り越えたフェンスは自分の家のです。ほぼ。
そんなこともあってか、今でもデパートなどでは、堂々とした大きな玄関口よりちょっと遠慮がちに目立たないようなところにある通用口の方になんとなく足が向きます。
「こんなとこにも出入口があったんだ」
くらいがベストです。
ましてや、ごくたまに明らかに通常サイズより小さなドアなどを見つけようものなら、開けて通ってみたい衝動にかられて仕方ありません。
まあ大抵普通に物置とかがあるだけなんですが。
というような楽しみを、
動物も感じているような気がしてならないのは、
こうして無意味に出入りするのを毎日見ているからに違いない。
4枚目:顔でドアを押そうとしたら引っかかって開かず
5枚目:よっこいしょと足で開けた
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- [2011/05/24 19:52]
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