カタカナ
カタカナが苦手です。
正確に言うと、カタカナの名前が苦手です。
思えば小学生の頃、アルセーヌルパンやシャーロックホームズの子ども向け小説を読みながら、幾度となく「登場人物紹介」ページに戻っていたのが始まりでした。
それからというもの、教科書に出てくるカタカナの名前はことごとく覚えられず、時代も国も全く違うルソーとルターの名前がこんなに似てるんだと逆ギレし、当然高校の世界史の成績は目も当てられず、しかし外国の人達は別の国の人の名前をすんなり覚えられるのかなあなどとどうでもいいことに思いをめぐらして現実逃避し、その後も結局カタカナ名への苦手意識は一切消えることなく、むしろ加齢による記憶力の低下により一層拍車がかかりつつ現在に至るのでございます。
というわけで、いぬいぬじの本名はひらがなです。
ちなみにテスト範囲が中国史の時だけちょっと点数がよかったです。
ただ、今考えると、なぜかハリウッド俳優とか世界のトップアスリートの名前なんかは意外と頭に残っていることに気づきました。もちろんテレビで何度も繰り返し名前を耳にするので記憶に残りやすいということもありますが、それに加えて、本人が画面の中で動いて、喋って、活躍するその姿をひっくるめて覚えているということ、つまり、その人の「イメージ」と名前とを頭の中でつなぎ合わせられるから覚えられるのだと思います。
挿絵のない小説は言うに及ばず、教科書の中の小さい肖像画だけでは名前とイメージがつながらないというわけなのです。うん、そうだ。
大体描く人によって全然顔が違うってどうなのよ。
…などとまた大人げなく逆ギレしている今日のこの記事で、一体何が言いたかったのかと言うと、
日本人でよかった。
そうは言うものの、三豆の名前だけはカタカナです。
子猫の頃にやってた仕草の擬音語から付けてしまいました。
- [2011/05/25 19:17]
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