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 2012年05月 

成長 

我が家の末っ子、しし豆。

数ヶ月の野良生活の後うちにやって来た時はまさに骨と皮だけ状態、脳の障害でまっすぐ歩くこともままならず、よくまあこれで生き延びてこられたものだと感心するほどでしたが、
その生きるか死ぬかの毎日は、しし豆に食への執着、いやむしろ執念をこれでもかといわんばかりに植え付けたようです。

人間の食事の準備を始めれば台所をうろうろ、
ハムをテーブルに放置しようものならかっさらわれること必至、
出来た料理を皿に盛ることさえ油断も出来ない有様、
仕方がないので料理が出来上がる頃にいぬ用のケージに閉じ込め、食べている間も出さないようにする習慣がついたのです。

しかし閉じ込めている間中それはにゃーにゃーうるさく、落ち着いて食べていられないため、2分に1回くらいの頻度でケージの中へおやつを入れてやるようにしました。
最初の頃は1分くらいでにゃーにゃー鳴き出してしまいましたが、次第に2分経っても一度も鳴かなくなり、徐々に3分、5分とどんどん静かになっていったのです。
今では20分程度の食事でおやつは2~3回程度でよくなり、と同時に食事の準備をしていても台所のテーブルを見上げるだけで飛び乗ることもなくなり、盛り付けも安心して出来るようになってきました。
そこでためしに昨日ケージに入れずに食事を始めたところ、以前のようにすぐ料理にくらいつこうとはせず、旦那の膝の上から座卓の上を覗き込む程度で我慢したのです。

そして気づくと、居間から姿を消していました。
あれ、どこ行ったんだろう、
まさかまた台所へ行って盛り付けの時にテーブルにこぼしたカスでも舐めに言ったのか、
と思ったら、

自分からケージに入っておすわりしていました。
あまりのことに、思わず煮干しを取りに冷蔵庫に走りました。

ねこにもできた


ハウスのしつけがうまくいかずお悩みの犬の飼い主の皆様、
こんな感じでやってみてはいかがでしょうか。
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