休み(その2)
今日は午前中から高速のサービスエリアに行ってきました。
一般道で。
家から1時間くらいのところにあるSAのソフトクリームが美味しいとのことで、ちょっくら車を走らせて食べに行ってきたのです。
さすがに少々お高いだけあっておいしゅうございました。
それからパン屋さんでお昼を食べて買い物をして帰りました。
まあ、真夏の連休なんてこんなもんです。
さて、今日は予告通り、一昨日の続きです。
『うちの4匹に夏休みがあったら』
の猫編です。
でははじまりはじまりー。
みつまめさんとししとう君の夏休みが始まりました。
ししとう君は朝の5時前から「ねえねえおなかすいた」とお母さんを起こします。
お母さんはしばらく耐えていましたが、とうとう堪忍袋の緒が切れて、
「まだ早い!」
と怒鳴りました。
ししとう君はしょんぼりして5秒だけ静かになりました。
みつまめさんはそんなししとう君を横目に、
「私のごはんはまだかしら」
とすたすた歩き回っています。
すたすたがばたばたになり、ばったばったになります。
お母さんは諦めて起き上がり、二人のごはんの用意をしました。
朝ごはんが済んだら勉強の時間です。
みつまめさんはおじいさんおばあさんの家で過ごすことになっているのでお母さんに送ってもらい、残ったししとう君は、外気温30℃の中、家で一番日当りのいい場所に陣取りました。
みつまめさんはまずおじいさんの家でおやつをもらい、それから庭に出て昆虫採集です。
今日はクロアゲハを1匹捕まえてじいさんばあさんに自慢しました。
モンシロチョウは動きが速いのでどんくさいみつまめさんには捕まえられません。
その頃ししとう君は日光浴をしながら朝早かった分ぐっすり眠りました。
午後。
ししとう君は庭で遊ぶ時間です。
木の下の涼しい場所にたたずんで、時々飛んでくる虫を追いかけたり、落ちてくる葉っぱを観察したりします。
みつまめさんは家の中に入っておじいさんおばあさんの運動のお手伝いです。
寝そべる年寄りを家のあちこちから呼んで足腰を鍛えます。
そのうちそれにも飽きて二階に上がり、自分のためだけにエアコンをつけてもらいながら昼寝をしました。
夕方。
晩ごはんの時間まではまだ2時間近くありますが、ししとう君は「ねえねえおなかすいた」とお母さんの周りをぐるぐる回り出します。
お母さんはしばらく耐えていましたが、とうとう堪忍袋の緒が切れて、
「まだ早い!」
と怒鳴りました。
ししとう君はしょんぼりして3秒だけ静かになりました。
それから30分ほど経つと、みつまめさんもじいさんの家で「ごはんまだかしら」と訴え始めます。
時折裏口の網戸から自分の家のほうを眺め、お母さんがやってこないか確かめます。
そのうち「ごはんまだかしら」が「ごはんまだか」になり「ごはんもってこい」になります。
大きな声で「ごはんー!」と叫ぶと、お母さんの耳までそれが聞こえることもあります。
お母さんは聞こえないふりをします。
どうにか晩ごはんの時間まで待たせたお母さんは、ご飯の仕度をして二人に食べさせます。
みつまめさんは
「わーい、ごはんだー」
とは言わず、
「遅いわ、なにやっとんねん」
と言います。
じいさんばあさんはそれをニコニコと眺めます。
ごはんが終わると夜遊び、いえ夜勉強の時間です。
二人はそれぞれの家でまた庭に出て、夜行性の虫の観察をします。
お母さんはししとう君を出しっぱなしでほっときますが、
じいさんはみつまめさんに付き合って一緒にちょっと散歩したりします。
じじばばバカにもほどがあると思います。
そして夜11時頃にみつまめさんが帰宅します。
たまに外泊もする不良娘です。
お母さんは「こんな風に育てた覚えはない」が口癖です。
夜中に二人が揃うと、鬼ごっこが始まります。
大抵ししとう君が先に飽きて眠ってしまうのですが、お母さんとしてはもっと夜更かしして朝寝坊してほしいと思うのでした。
そしてまた明日も同じ一日が始まります。
それではふたりはとってもしあわせです。
おわり。
朝だけでも自動給餌器にしようかと思ったこともありますが、
恐らく破壊されるのでやめました。
- [2014/07/20 18:50]
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