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 2017年03月 

職業(その23・前編) 

今日は五豆を初めてよそのお家へ連れて行ったのです。
そのお家には生後5か月のトイプードルがいるのですが、
既に五豆(8か月)よりだいぶでっかかったです。
ちなみに、
五豆がしきりと乗っかられつつも、いいお友達になれました。

さて、今日は土曜恒例連続企画、「いぬじが〇〇だったら」の日です。
職業図鑑の上から順に毎週違う仕事をいぬじにやらせていくという、いわゆる『もしもシリーズ』です。
今日の職業は、『警察官』です。

先週「けいびいん」なのに今週「けいさつかん」じゃアイウエオ順になってないじゃないか、と思われたと思いますが、
間違えました。
素直に心から謝罪いたします。

そして、せっかく警察官というちょっと面白そうな展開になる職業ですので、二夜連続でお送りしたいと思います。

好きなんです、刑事もの。
書いてみたかったんです、長めのやつ。

それではいぬじの警察官ぶりをとくとご覧くださいー。


いぬじが警察官になって1年。
とある小さな町の交番で、日々住民の安全のために頑張っています。
そう、リアル【いぬのおまわりさん】です。
実際、何かとよく困っています。

酔っぱらいのケンカなどはあるものの、普段はいたって平和なこの町に、ある日大事件が起こりました。
ママと一緒にスーパーに来ていた2歳の女の子が、行方不明になってしまったのです。

ママが本日の特売品に1分ほど目を奪われている間に、娘のマユちゃんがいなくなりました。店員さんと一緒にスーパーの中と駐車場を探し回りましたが見つかりません。監視カメラの映像を確認すると、なんと、マユちゃんが若い男に手を引かれて駐車場から出ていく姿が映っていたのです。
店長は大急ぎで110番し、いぬじにもスーパーへ駆けつけるよう本部から連絡が入りました。

自転車で巡回中だった先輩警官の岩本さんもいぬじとほぼ同時に到着しました。町には緊急配備が敷かれ、検問の準備も始まりました。
マユちゃんが車に乗せられていない限り、子どもを連れてそう速くは動けないはずです。バス会社やタクシー会社からも、それらしい二人連れは乗せていないと連絡がありました。
そう、今こそ犬であるいぬじの本領発揮の時、
人間の100万倍と言われる嗅覚で地面に残されたマユちゃんの匂いを追う、
…のは、無理です。
あくまで人間と同じ巡査であって、警察犬のような足跡追及の訓練は受けていないのです。
「あいつ、犬の癖に役に立たないなー」
という空気が流れていたことに、いぬじは全く気付いていませんでした。
その時いぬじは、「マ~~ユちゃ~~~~ん」と名前を呼びながら普通に捜していました。

捜索は30分続きましたが、全く手がかりがありません。昼間は人通りが少なく、目撃者が見つからないのです。
とうとう警察犬の出動が決定し、数十分後、シェパードのダリア号が到着しました。
「あ、ダリアちゃんだ」
いぬじとダリアが会うのは二度目です。ダリアはこれまで何度も事件解決に貢献し、表彰されたこともある大変優秀な警察犬です。
「こんにちは、ダリアちゃん」
「あら、いぬじ君、久しぶり」
「ねえいわもとさん、ぼくもダリアちゃんといっしょにいっていい?」
「ん?ああ、いいぞ、色々教えてもらえ」
「うん」
ダリアはマユちゃんのハンカチの匂いを覚え、スーパーから追跡を開始しました。いぬじはその数m後ろから着いていきます。

スーパーから400mほど進み、車止めのある歩道に入って少し歩いてから、ダリアが立ち止まりました。
「どうした、ダリア」
訓練士の北山さんが声を掛けますが、ダリアは動こうとしません。
「ダリアちゃん、どうしたの」
「…匂いが、途切れちゃったの」
「ふしぎだね」
「ええ」
ダリアは顔を上げ、辺りの空気も嗅いでみましたが、あいにくその日は風が強く、マユちゃんの匂いはもう残っていませんでした。

-つづく-



さあ、どんな展開になるでしょう。
まあいぬじですので、あまり期待してはいけませんが、
とりあえず、明日をお楽しみに。
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