暗闇
暗闇というのは、人間の心に恐怖を与えるものです。
当たり前のように明かりがあって、
当たり前のようにそれを灯し、
夜も昼のように明るい部屋で過ごせるようになったことで、
人は余計に暗がりが怖くなったのかもしれません。
危険はないはずの自分の家の中ですら、電灯ひとつ消しただけで、立ち入ることを拒みたくなる闇の世界に変貌する。
もしかするとそこに何かがいるのではないかという得体の知れない恐怖が襲い掛かり、その中へたった一歩踏み出すことすらためらってしまう。
あれはひとり暮らしをしていた頃。
日が落ちてから帰宅し、
玄関から狭いキッチンを抜け、
居間のドアを開けて電気のスイッチを手探りで押したその瞬間、
白い壁を黒いあいつがすすすすす
ギャァァァァッァァァ
│ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄│
│ 誠に失礼致しました │
│__________│
…
さて、気を取り直してそろそろ風呂でも入るかな。
ボーーッ
ぅわっっ。
何しとんねん…。
猫でもいたようです。
夜目が効く動物がうらやましくなります。
ココ→
スポンサーサイト
- [2009/08/24 20:44]
- 2字 |
- Trackbacks(0) |
- Comments(0)
- この記事のURL |
- TOP ▲
コメントの投稿
トラックバック
- この記事のトラックバックURL
- http://mamedog.blog28.fc2.com/tb.php/1482-e8222cfe
コメント