短編
月は鉛色の雲に隠れ、今にも雨が降り出しそうな夜。
道行く人の目も、心なしかうつろに見える。
ようやく残業を終え、
重い足取りで家へと向かっていた男の目に、
暗闇にぽつんと灯る提灯の明かりがやさしく映った。
男は、まるでその明かりに吸い込まれるように戸口の前に立っていた。
そして少しも躊躇うことなくのれんをめくり、
「…おやっさん、空いてる?」
「ああ」
口数の少ない大将が炙った烏賊を肴に、
男が「あちち」とつぶやきながら熱燗で体を温めていた頃、
外では静かに白い雪が降り始めていた。
あ、
すまんすまん。
一杯やりたくなりました。
「ネタないんでしょ」の1クリック、
…うっ。
ココ→
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- [2010/02/04 20:23]
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コメント
デジャビュ
こんにちは。
ずっと以前の記事に、似たようなのがあったような・・・・・
気がしましたが、
きっと違いますよね(笑)←注
もいち様
…
それは、
きっと、
気のせいです(爆)
ただ、
めくりネタは(多分)3度目です(大爆)