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G.W.特別企画(その2) 

昨日から3夜連続でお送りしております特別企画、
『もしも三豆がおとぎ話の主人公だったら』。
お話のタイトルは【かぐや豆】です。

それでは第2話をどうぞ。

おじいさんの家で面倒をみてもらえることになったかぐにゃ。
狩りはまったく下手くそで、ねずみ一匹捕まえられませんでしたが、
猫がいるというだけでねずみが恐れて家を出て行ったため、
結果的にまあそれなりに役に立ってはおりました。
ちなみにスズメにもあっさりと逃げられ続けているのでした。

さて、そんな平和な日々がしばらく続いた頃、
どこからかかぐにゃの噂を聞いた町の人が、
大勢おじいさんの家にやってくるようになりました。
「この家にいる猫は、どんな大きなネズミも、文字通り
尻尾を巻いて逃げ出すほどのふてぶてしさと言うではありませんか」
「まだ子猫だというのに横綱級の貫禄があるそうで実に頼もしい」
「(狩りがへったくそで)獲物を見せびらかしに来ないなんて、
ネズミが苦手な私にぴったりですわ」
と、かぐにゃを引き取りたいという人が毎日のように押しかけたのです。

しかし、今かぐにゃがいなくなれば、
またおじいさんの家にネズミが戻ってきてしまうでしょう。
迷ったおじいさんは、熱心な五人の人々に、次のように言いました。
「かぐにゃには好きな物が五つあります。
 今から言う物を本当に持ってきた人にかぐにゃを譲りましょう」

一人目には、ケンジ君ののど仏っぽい固さの石のパチンコ玉を、
二人目には、爪とぎにいい感じの幹で、枝が白いねこじゃらしの木を、
三人目には、鼠の皮に衣を付けて揚げたような食感の煮干を、
四人目には、首から下が、たまたま五色になった竜っぽいとかげを、
最後の一人には、燕の子が口を開けたような形をした安い魚介類を、
それぞれ持ってくるように言いました。

ベテラン芸人さえもうろたえるような無茶振りに、
五人は果たしてどうするのでしょうか。

つづく。


元ネタは、
・天竺の仏様の石鉢
・金の幹で、白玉の実がなっている木
・火鼠の皮衣
・竜の首の五色の玉
・燕の子安貝
です。
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