量
梅雨です。
気温があまり上がらないのはありがたいのですが、この時期、犬の散歩以外にもうひとつ憂鬱なことがあるのです。
髪の毛です。
私は天パーかつ異常に毛が多く、湿度が上がるとそりゃもう情けないほどにごわっごわと広がって手が付けられなくなるのです。
天パーは「くせっ毛」で済ませられる程度のものではあるものの、毛の量だけは自信を持って「多い」と断言できます。偉そうに言うことではないですが、やっぱり多いです。どのくらい多いかというと、美容院に行くと必ずどの美容師さんにも「多いですね」と言われるほどの多さです。何度も美容院を変えており、毎回担当の方も違うため、必ず全員に確実に言われます。相当梳いているにも関わらず、それでも多いと言われます。私は、「はい、多いです」と答えます。
もうひとつ、自分の毛の多さについて、今でもはっきりと覚えている思い出があるのでご紹介します。
中学生の頃でした。当時は「梳く」という技術を知らず、ただひたすら全部伸ばすだけだったため、それはもうもんのすごい量でした。
ある時、髪を二つに分けて編む、いわゆるおさげ頭をして、母と二人で母方の祖母の家に行ったことがありました。居間に座って話していると、しばらく後に親戚の伯母もやって来て、私の隣に座りました。伯母はおしゃれで、流行にも敏感なタイプです。母や祖母を交えしばらく話をしているうちに髪の毛の話になり、「この子は髪が多いから」と母が私のことを伯母に言うと、
なななんと、
「え?そんなに多い?そんなことないよ」
という返事が返って来たのです。
私は一瞬耳を疑いました。とっさに「ほんまに?!」と聞き直すと、再び「うん、これくらいやったら全然多いって言うほどじゃないよ」と確かに繰り返し言われたのです。
私の頭の中には高らかにファンファーレが鳴り響き、心の中ではこれでもかというほどのガッツポーズ。いやー、今日は来てよかったと舞い上がるような気持ちでした。
その10分後。
何気なく私の後ろのほうを見た伯母が、突然軽く叫びました。
「え?!これが二本あるの?!それは確かに多いわ~」。
伯母は私の隣に座ってから小一時間、私がひとつにまとめて編んでいるものと思い込んでいました。
片方で、人並みです。
犬なら「もふもふ犬」として人気が出たろうに。
ちなみに両親共昔はふっさふっさでした。今は(自粛)
- [2011/06/16 20:13]
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