職業(その11)
先日のネットニュースの見出しに、
『卵アレルギー、早く食べると発症率低下』
という記載がありました。
一瞬、「10秒くらいで素早く食べると卵アレルギーになりにくいのか」と思いました。
そりゃ「速く食べる」だ。
すいません。
あ、ちなみに、「アトピー性皮膚炎と診断された乳児が生後6カ月から卵を食べ始めると、1歳時点で卵アレルギーになるのを約8割減らせる」という研究結果の記事でした。
さて、今日は土曜恒例企画「いぬじが〇〇だったら」の日です。
職業図鑑の上から順に毎週違う仕事をいぬじにやらせていくという、いわゆる『もしもシリーズ』です。
本日の職業は、『エステティシャン』です。
書く前から悪い予感しかしません。
ちなみに今の時点で筋を何も考えていません。
まあ、とりあえず、行ってみましょ―。
いぬじがエステティシャンとして働き始めて半年。
小さなサロンですが、その分一人一人への細やかなサービスが評判を呼んでいる、隠れた人気店です。
エステと一口に言っても、フェイシャルエステ、ボディケア、脱毛、と色々な種類がありますが、いぬじが担当するのはボディケアです。
なぜなら、
脱毛用の機械は難しくて扱えず、
フェイシャルマッサージをしようにも指が動かないからです。
さて、ではボディケアはうまくできるかというと、まあご想像通り、技術的にはまだまだです。
ただ、4kgというほどよい体重が幸いし、完全に背中に乗っての全体重マッサージは、ちょうどツボにはまってなかなか気持ちいいとじわじわ人気を伸ばしています。
また、前足、もとい、手のみによる頭皮マッサージも、その小さい手が頭のツボを程よく刺激し、施術中に眠ってしまうお客さんも珍しくありません。
しかしひとつ、どうしても惜しい点があります。
それは、肉球、もとい、手の平が少し硬いことです。
もう少し当たりが柔らかければ、フェイシャルエステの新しいサービスとして、他店にはないメニューが提供できるのではないかと店長は考えたのですが、残念ながら顔に当てるには刺激が強すぎて肌を傷めてしまう可能性がありました。
店長が残念そうな顔をしたのを見て、いぬじはせっせと毎日肉球、もといハンドクリームを塗ってはいるのですが、やはり若い頃のあの柔らかさは取り戻せそうにありません。
技術のつたない自分にいつも優しく教えてくれる店長の期待をどうにかして叶えられないかといぬじなりに考え、
ある日、
「おとうと、つれてきたの」
と、しし豆を連れてきたのです。
その後、ぷにぷに肉球、
もとい、ぷにぷに手の平によるフェイシャルマッサージが口コミで高評価を呼んだのは言うまでもありませんでした。
但し、
気まぐれなので予約が取りにくいというネックがありました。
また、本当は妹を連れて行きたかったのですが、
「いや」と一蹴された、という経緯があります。
- [2016/12/10 20:10]
- 〇〇いぬじ |
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