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職業(その20) 

五豆が去勢手術を終え、無事退院して帰ってきました。
今朝の食事は緊張と恐怖で食べられなかったそうで、10時半頃に私と旦那が迎えに行きキャリーバッグに入れようと抱え上げて後ろ脚をバッグに入れたところで、

おもらししました。
ホッとしてゆるんだようです。

帰宅後はもりもりご飯を平らげ、トイレシートに足半分だけ乗せて残りのおしっこをジャージャー出し切り、その後は私の膝でこんこんと眠り続け、夕方になってようやく起き出し、そして、
格闘しております。エリザベスカラーと。

さて、今日は土曜恒例連続企画、「いぬじが〇〇だったら」の日です。
職業図鑑の上から順に毎週違う仕事をいぬじにやらせていくという、いわゆる『もしもシリーズ』です。
早いもので20回目の今日の職業は、『厩務員』です。
果たして犬に馬の世話が出来るのか。
どうなるかわかりませんが、とりあえずいってみましょー。


いぬじがとある厩舎で働き始めて2年。
G1を制したこともある元騎手の調教師さんが15年前に開いた厩舎です。
厩務員になるには、『牧場経験及び乗馬経験が合わせて2年以上ありかつ競走馬や育成馬の騎乗経験が1年以上なければならない』という厳しい条件があるのですが、いぬじは馬の言葉がわかるため、経験もなくあまり乗馬も得意ではありませんが(単にまたがっているだけ、)特別に働かせてもらえることになりました。
いぬじが来るまでは「この馬の様子がなんとなくおかしいけれどどこが悪いのかわからない」というような状況も、いぬじが馬に直接聞いて「おしりをハチにさされたんだって」などと通訳してくれるので、適切な対処が出来てベテランの厩務員さんも大いに助かっているようです。

さて、いぬじが今日も元気にホースカロライナ(馬名)のお世話をしていると、ライナ(呼び名)がいぬじに声を掛けてきました。
「ねえ、今日も走るの」
「うん、きょうもはしるよ」
「あのさ、今日は走りたくないんだよね」
「どこかいたいの」
「ううん、そうじゃないんだけど」
「はしるのいやになっちゃったの」
「ううん、走るのは大好きだけど、今日は走りたくないんだよね」
「あるくのもいやなの」
「ううん、歩くくらいはいいよ」
「わかった、じゃあしまさんにそういっとくね」
「ありがとう」
島さんというのはベテラン厩務員島村さんのことです。島さんはライナの調教もしており、ライナの気持ちを伝えればちゃんとそれに合わせたトレーニングをしてくれます。
いぬじは島さんのところへ行ってライナの要望を伝えると、
「そうか、まあそういう日もあるんだろうな」
「うん」
「でも何で急に走りたくなくなったか、もしライナに話す気があるなら聞いといてくれるか」
「わかった」

再びライナの元へ行くいぬじ。
「しまさん、なんではしりたくないかきにしてたよ」
「だろうね」
「りゆうはひみつなの」
「秘密ってわけじゃないんだけどね、あんまり言いたくないかな」
「うん」
「でもいぬじになら言ってもいいかな」
「うん」
「昨日さ、あいつ、出て行ったろ」
「スノープリンス?」
「そう」
スノープリンスは昨日までこの厩舎にいた、ライナと同い年の牡馬です。仔馬の頃から共に育てられましたが、最近思うような成績が出なくなり、馬主が手放すことにしたのです。
スノープリンスとライナとは顔を合わすとお互いケンカ腰になるため『一緒に調教しないこと』と決められ、ここ数年はほとんど会うことがありませんでした。
「あいつ、どうなっちゃうんだろうな」
「しんぱいなの」
「…まあな」
「わかった」

いぬじはセンターの事務室に行って、事務担当の井田さんに、パソコンでスノープリンスの行き先を調べてもらいました。そして大急ぎでライナの馬房へ戻りました。
「スノー、ぼくじょうだって」
「え?」
「スノーのファンだったぼくじょうぬしさんがスノーをひきうけたんだって」
「じゃあ、あいつは」
「ずっとそのぼくじょうでくらすんだって」

1時間後、いつも通り元気に走るライナの姿がありました。
めでたしめでたし。




競馬に詳しくないのでいっぱい検索しました。
それでも「これは違う」という記述がありましたら、
そっとスルーしておいてください。
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