職業(その24) 

三連休ですね。
春休みが始まった学生さんも多いでしょうし、一応観光地である私の地元でも、県外ナンバーが多く見られました。
ま、私自身は隣の市にラーメン食べに行っただけなんですが。

さて、今日は土曜恒例連続企画、「いぬじが〇〇だったら」の日です。
職業図鑑の上から順に毎週違う仕事をいぬじにやらせていくという、いわゆる『もしもシリーズ』です。
今日の職業は、『ゲームクリエイター』です。

私がゲーム好きなので、これは珍しく期待大ですよ。
でははりきっていってみましょー。


いぬじが中堅ゲーム会社に就職してもうすぐ2年。
いぬじが入社する数年前までは、据え置き型や携帯型ゲーム機のゲーム制作もしていましたが、今はスマホアプリ一本でやっています。
昔この会社が作ったゲームでいぬじが夢中になっていたのは『GO!GO!大運動会』というタイトルでした。
ひたすらパン食い競争ばっかりやっていました。

さて、現在開発中のゲームは、『ねこまるめ』という無料(基本)アプリです。
このゲームは、家の庭に気まぐれにやってくる野良猫たちにおやつをあげたり一緒に遊んだりしてあの手この手で懐かせてから、ダンボールやカゴ、座布団など色々な寝床を用意して、できるだけ多くの猫を丸まらせるという内容です。

いぬじがやっている仕事は、その丸まっている姿のグラフィック制作です。
実に様々な丸まり方を作っており、中には完全な球形なんてのもあります(ちなみにレアのひとつです)。丸い姿だけでなく、「作戦失敗」バージョンである、足が伸びた状態やお腹を上に向けてだらしなく寝そべる姿、またいわゆる「ごめん寝」なども入っています。
丸まる姿も耳や足、しっぽなどに違いをつけ、配信開始までに、合計210種類作ることになっているのです。
2か月かけてようやく150種類まで出来ましたが、残りはまだ60種類。締め切りが迫っており、その量を2週間以内に完成させなければなりません。しかし皆そろそろネタ切れで、思うように作業がはかどりませんでした。

「そっちはどうだ?」
同じグラフィック担当の江藤さんがいぬじに声をかけてきました。
グラフィック制作担当はいぬじと江藤さんと、もうひとり、和田さんの3人です。つまり一人70種類がノルマであり、それだけ作っていれば当然似てしまうこともあるため、10種類作るごとにお互い照らし合わせ、似ていれば作り直すという地道な作業を続けてきました。いぬじはまだ元気ですが、江藤さんと和田さんは明らかに疲れていました。

「なあ、とりあえず150でいいんじゃないですかって橘さんに言おうか」
橘さんというのは開発リーダーです。210パターンにすると決めたのは彼なのです。新種類は一日3つまでしか出ない設定ですが、懐かせるのに数日かかるのと、レアな種類は出にくくしてあるため、210種類集めるには最低3か月はかかるように計算されています。
「でもそれだとさんかげつもたないよ」
「…まあ150だと、毎日順調に丸めたら2か月でコンプする人もいるだろうなあ」
「あつまったらやめちゃうよ」
「だろうな。配信後3か月目でアップデートする予定だからやめられたら困るんだよなあ」
「でも俺、限界、もう無理っす」
和田さんが会話に入ってきました。
「っつーか、配信後に増やしゃいいんじゃないすか」
「うーん、次のアプリの企画もあるし、できればこっちは早めに終わらせたいんだけどな」
「今苦しむか、後で苦しむか、究極の二択っすか」
「おだんご」
「…え?なんだいぬじ、団子くれんのか」
「ううん、おだんご」
「なんだよお前、団子買って来いってか?」
「ううん、おだんごがないの」
「だからなんだよ、食いたきゃ自分で買って来いよ」
「ちがうの、ねこのおだんご」
「お前、意味わかんn」
「…いや、いぬじ、それ、すごい良いアイデアかも」
「…へ?」
「そうか、1匹ずつのパターンが150、あとは2匹か」
「うん、おだんご」
「ちょ、あの、俺にもわかるように説明してくださいよ」

最近は全くそういう姿がなくなってしまいましたが、いぬじの妹猫と弟猫は以前はちょくちょく団子状態で寝ていました。それをかーちゃんが嬉しそうな顔で見ていたのを思い出したのです。
『人は猫が団子で寝ているのが好き』
ということをいぬじはよく知っていました。

結果、2匹できれいな丸になるパターンが次々と生まれ、あっという間に残り50種類が完成しました。橘さんにも大変好評で、配信後には3匹丸、4匹丸のパターンも増やすことになり、『ねこまるめ』はゲームアプリの殿堂入りを果たすことになりましたとさ。
めでたしめでたし。


私もやってみたいです。このゲーム。
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コメント

私もやりたいです。
絶対ハマる自信あるわ(´Д` )

三豆LOVE様

ですよね。
ほんとやりたいです。

まあ実際には二番煎じ(というかほぼパクリ)なので、あのゲームを作っている会社が作ってくれない限り実現不可能だと思いますが。

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